『凍牌』シリーズ完全時系列 原作漫画からアニメ・映画まで徹底解説！

『凍牌』シリーズは、志名坂高次による麻雀サスペンス作品で、高校生雀士ケイの裏社会での死闘を描いた作品です。

2006年に連載がスタートした原作漫画を皮切りに、スピンオフ作品や実写映画、2024年からは待望のアニメ化が進行中です。

本記事では、シリーズの時系列を原作からアニメ・映画まで一挙に解説します。時系列が気になる方や初めて作品に触れる方にもおすすめです。

凍牌シリーズの時系列と各作品の概要

『凍牌』シリーズは、志名坂高次による麻雀漫画で、高校生のケイが裏社会で麻雀を通じて成長していく物語です。

シリーズは4つの大きな章に分かれており、それぞれが続編としてストーリーが進行します。

各シリーズは独立したエピソードを持ちながらも、ケイの成長とともに物語が深まる構成となっています。

1. 『凍牌～裏レート麻雀闘牌録～』（原作第1部）

シリーズの始まりとなる『凍牌～裏レート麻雀闘牌録～』は、2006年から2011年にかけて『ヤングチャンピオン』で連載されました。

この作品では、高校生のケイが夜は裏レート麻雀で戦うという二重生活を送り、裏社会の代打ちとして頭角を現していくストーリーが描かれます。

ケイの冷静沈着な打ち回しと非情な性格が特徴で、「氷のK」と呼ばれるようになります。1話完結の短編形式から始まり、やがてストーリー重視の長編へと移行していきます。

2. 『凍牌 ～人柱篇～』の展開と見どころ

『人柱篇』は2011年から2017年まで連載された続編です。

物語はよりダークな展開を見せ、ケイがヤクザ組織の内部抗争に巻き込まれていきます。麻雀の結果が命運を左右するシビアな展開が続きます。

本編のクライマックスではケイが自身の命を懸けた勝負に挑むシーンが描かれ、シリーズ中でも屈指の緊迫感が漂います。

3. 『凍牌 ～ミナゴロシ篇～』で描かれる最終章

2017年から2021年にかけて連載された『ミナゴロシ篇』は、シリーズの最終章にあたります。

ケイは竜凰位戦という大会に参加し、さらなる強敵と対峙します。この戦いを通じて、ケイの成長と覚悟が試されることとなります。

シリーズを締めくくるにふさわしい激戦が繰り広げられます。

4. 続編『凍牌 コールドガール』のストーリー

2021年から連載が開始された『凍牌 コールドガール』は、これまでの主人公ケイに代わり、アミナが主人公となる新章です。

アミナはケイに飼われていた少女で、彼女が麻雀の世界で成長していく様子が描かれます。

本作では新たな視点で物語が展開し、ケイの過去とアミナの未来が交錯する形となっています。

メディアミックス作品の時系列

『凍牌』シリーズは、漫画だけでなく実写映画やアニメといったメディアミックスも展開されています。

それぞれ原作をベースにしながらも、映画はオリジナル要素を含み、アニメは原作に忠実なストーリーが描かれる予定です。

原作を知っているファンにとっても新鮮な視点で楽しめる作品ばかりです。

1. 2013年公開の実写映画『凍牌～裏レート麻雀闘牌録～』

実写映画『凍牌～裏レート麻雀闘牌録～』は2013年に公開されました。

映画では、主人公ケイが裏社会で代打ちとして活躍する姿が描かれていますが、一部のキャラクター設定やエピソードが改変されています。

映画オリジナルの演出もあり、原作を知っている方でも新たな視点で楽しめる内容です。

2. 2024年放送予定のテレビアニメ『凍牌～裏レート麻雀闘牌録～』

2024年10月より、『凍牌～裏レート麻雀闘牌録～』がテレビアニメとして放送される予定です。

原作のストーリーを忠実に再現しつつ、アニメならではの映像美や演出が加わることが期待されています。

声優陣も豪華で、麻雀対局の緊張感がリアルに描かれると話題になっています。

メディアミックス作品の時系列

『凍牌』シリーズは漫画だけにとどまらず、映画化やアニメ化といったメディアミックス展開が行われています。

作品ごとにアプローチが異なり、実写版とアニメ版では表現方法が大きく変わります。

それぞれのメディア作品を時系列で解説していきます。

1. 2013年公開の実写映画『凍牌～裏レート麻雀闘牌録～』

2013年には、原作『凍牌～裏レート麻雀闘牌録～』を基にした実写映画が公開されました。

主演は本郷奏多が務め、原作のダークで冷徹な雰囲気を見事に再現しています。映画はシリーズの序盤の物語を映像化し、ケイが裏社会でのし上がる姿を描きました。

麻雀の緊迫感を映像で表現することに成功しており、原作ファンからも評価されています。

2. 2024年放送予定のテレビアニメ『凍牌～裏レート麻雀闘牌録～』

2024年10月から放送予定のテレビアニメ『凍牌～裏レート麻雀闘牌録～』は、シリーズ初のアニメ化作品です。

アニメ制作はイーストフィッシュスタジオが手掛けており、キャラクターデザインや麻雀のシーンにも力が入れられています。

原作のシリアスな雰囲気を忠実に再現しつつ、アニメならではの演出が加わることが期待されています。実写版と異なる視点で『凍牌』の世界を楽しめる作品となるでしょう。

登場人物と物語の進行

『凍牌』シリーズの魅力の一つは、個性的で魅力的なキャラクターたちです。

主人公ケイを中心に、麻雀の裏社会で生きる登場人物たちが織りなす人間ドラマが物語を深くしています。

ここでは、主要な登場人物と彼らが物語でどのように成長し、関係性が変化していくのかを解説します。

1. 主人公ケイの成長と変化

ケイは高校生ながらも冷徹な思考と非凡な才能を持ち、裏レート麻雀で次々と大人たちを打ち破ります。

彼の通称は「氷のK」。冷静沈着な判断力と驚異的な記憶力が彼の武器です。

物語が進むにつれ、ケイは単なる代打ちからヤクザ組織の内部抗争に巻き込まれ、己の命を賭けるような危険な勝負に挑むようになります。

特に『人柱篇』では、自ら命を懸けた戦いに身を投じる場面が多く、「生きるために戦う」という強い意志が描かれます。

2. 高津組や堂嶋など、重要キャラクターの関係性

ケイの物語には、多くの強敵や仲間が登場します。

高津組の高津則之はケイの代打ちとしての才能を見出し、彼を引き入れる重要人物です。

高津は時にケイの支えとなり、時には大きな障壁として立ちはだかります。彼の野心は『ミナゴロシ篇』で明らかになり、ケイと対立することになります。

また、堂嶋というライバルの存在も欠かせません。堂嶋は直感型の雀士で、ケイとは麻雀のスタイルが対照的です。

彼との関係は敵対と協力を繰り返し、物語を大きく動かしていきます。

3. アミナと優、物語のカギを握る女性キャラクター

物語を彩る女性キャラクターも重要な役割を果たします。

アミナはケイに「飼われている」異国の少女で、彼の人間的な側面を引き出す存在です。

『コールドガール』では彼女が主人公となり、新たな視点で物語が展開します。

また、ケイの幼馴染である優は、ケイが唯一心を許す存在として登場します。彼女との関係は物語のクライマックスで重要な意味を持ちます。

まとめ｜凍牌シリーズを時系列で楽しもう

『凍牌』シリーズは、麻雀を通じて描かれるサスペンスと人間ドラマが特徴の作品です。

物語は4つの章に分かれており、それぞれがケイの成長や裏社会での戦いを描いています。

さらに、実写映画やアニメといったメディアミックスが展開され、さまざまな角度から『凍牌』の世界を楽しめるようになっています。

シリーズを時系列で追っていくことで、物語の流れやキャラクターの変化をより深く理解することができます。

また、各メディアで描かれる視点の違いも楽しみの一つです。

これからアニメ放送を控える中で、原作漫画を振り返りつつ映画をチェックしておくことで、より一層作品を楽しむことができるでしょう。

麻雀ファンはもちろん、サスペンス好きにもおすすめの『凍牌』シリーズ。

この機会に、ぜひ一気にシリーズを堪能してみてください。